くーさんの場合 (開腹手術)
2003.00.02
 くーといいます。
 現在31歳です。

 最初に症状があらわれたのは、2年前(2001年)の3月でした。
 会社で仕事をしていたら、急にお腹に激痛が!
 ひどい便秘のような感覚だったので、あわててトイレに駆け込みました。
 でも、お腹の痛みが続くばかりでトイレの個室から動けず、1時間ほどたってやっと他の人が入ってきたので「助けて~」と呼びかけました。

 ちょうど会社の前が内科&婦人科だったので、診てもらうことに。
 筋肉注射をして何とか痛みがおさまり、そのときに内診をされて後日MRIを撮るように言われました。
 その結果「内膜症の軽い前兆」ということで、しばらく「当帰芍薬散」を飲むことに。
 3ヶ月後くらいにまた来るようにと言われましたが・・しばらく飲み続けて特に何事もなく、その後会社も引っ越してしまったので、結局病院には行かなくなってしまいました(薬もやめてしまった)。
 ちなみに、このときの症状としてはひどい生理痛と、性交痛がありました。

 病院に行かないとなーと思いつつ、約2年がたった今年の春ごろ。
 突然、排便痛に悩まされました。
 痔か?と疑ったあと、もしかしたら内膜症が・・と思い、前回のクリニックへ。
 内診、超音波のあと再びMRI。
 卵巣の腫れがひどくなってるので、手術したほうがいいかもねという診断でした。
 そこで手術のできる病院を紹介してもらうことになりました。

 その病院の最初の診断では「腹腔鏡手術」。
 しかし、「左側の卵巣にちょっと影が見える」ということで、造影剤を使ったMRIで再度撮影。
 素人目にもわかるほど、ムニュムニュとした異物が写っていました。
 その結果「最悪の場合ガンかもしれない。腹腔鏡では危険なので開腹になります。
 そして悪性だった場合、子宮も卵巣も取る」と言われ・・。
 取りつくしまもない言い方で、かなりショックでした。
 やはり臓器は残したかったし、セカンドオピニオン&もう少し話し合いのできるような病院を・・ということで2つの病院をまわりました。

 1つめは、「あなたの年齢と、未婚ということを考えると、残すのが一般的。でもウチでは、手術中に病理にまわすシステムがないので、受けられません」との返事。
 ここは、受け答えや内診がとても乱暴な印象でした。
 そして2つめの病院で、「できるだけ子宮や卵巣は残しましょう」と言ってもらえました。
 もちろん、開腹してどうにもならなければ摘出ということでしたが・・。
 はっきりと事実を伝えつつ、こちらの話をしっかり聞いてくれる先生たちだったので、信頼しようと思えました。

 そして、1週間後に手術。
 背中に麻酔を打つときは痛い、と聞いていたけど、思ったほどではありませんでした。
 筋肉注射などのほうがよっぽど痛いと思う。
 眠くなりますよ~と言われ、はーい、と答えてるうちに寝ていました。
 手術は、約2時間半でした。

 結果は、左側の卵巣に6×7cmほどの腫瘍。
 ボールのようにごろんとした大きな塊を見せられたとき、母親と彼は「あー、結局卵巣を取っちゃったんだ」とクラクラしたそうです(笑)。
 右側に、もう少し小さめの腫瘍。
 そして何と子宮筋腫もできていて、これも取り除いてもらいました。
 病理の判断としては「悪性ではないが良性とは言い切れない」。
 その後も観察を続ける必要はあるということでしたが、子宮も卵巣も無事でした。
 腸への癒着も心配されていたのですが、それも大丈夫でした。

 手術後、目が覚めるとやはり痛かったので、痛み止めの座薬を入れてもらいました。

 急に楽になったので、看護婦さんに「本読んでいいですか?」と聞くほどに(さすがにそれはやめて下さいと言われた・・)。
 一番つらかったのは、足にはめたポンプのようなもの。
 血液の循環をよくするためだけど、「プシュッ」「シュー」と足をしめつける感覚に、寝られない寝られない・・。
 でも看護婦さんがこまめに寝姿勢を変えてくれたり、水は飲めないけど小さな氷を持ってきてくれたりして、少し楽になれました。

 ようやく朝を迎え、足のポンプと尿の管を外してもらいました。
 そして、廊下を少し歩く・・看護婦さんには、「たいていの人は、お腹をおさえてかがむように歩くけど、まっすぐ歩いてるからすごい」と言われました。
 が、急に立ち上がったためか吐きそうになる(吐くものがないので吐けなかった)。

 その日の昼から流動食が出たけど、お腹が痛くて20%くらいしか食べられませんでした。
 痛み止めはどんどん使っていいとのことだったので(そのぶん歩ければ歩きましょうという方針だった)、また座薬を入れてもらうとテキメンに元気に。
 何度もトイレに行ったり、起き上がったりしていました。
 その日の夜には食事も完食!

 その後は順調で、痛み止めも不要。
 本当に1日1日元気になっていく感じで、人間ってすごいと思いました。
 最初のうちは、笑ったり、くしゃみしたりが、お腹にひびいてつらかったですが。
 そういう時に限って、くだらないことでおかしかったりするんですよね・・。
 あと、入院直前まで風邪をひいていたため、のどに痰がからんでて・・でもスプレー式ののど薬を使ったら、すっきりしました。
 わずらわしい点滴も4日めまで。
 だんだん傷のあたりがかゆくなったりしたけど、ぬり薬などをもらって対処しました。
 ようやく入院生活にも慣れた、手術後11日目に退院しました。

 入院中、生理にしては軽い?というような出血が2、3日あり。
 先生によると生理はすぐ来る人もいれば、2、3ヶ月こない人もいるとのこと。
 私は、このときの出血は違ったようで、結局退院後に生理がきました。
 退院後、2週間の自宅療養。
 そして仕事に復帰しました。
 仕事を再開してから1ヶ月半になりますが、今では通常とほぼ変わりない生活をしています。


 私の経験から一言!

 思い当たる症状がある方はもちろん、何事もなくてもとりあえず病院に行っておきましょう!ということ。
 そして、自分が信頼できる病院を選ぶこと。
 症状にもよるけど、ある程度こちらの意図をくんでくれるところでないと、ずーっと不安なままだと思う。
 事前に納得いくまで話し合いをしておけば、肝もすわってきますよ~。
2003.00.02 00:00 | 固定リンク | 体験談
みのさんの場合 (腹腔鏡手術/1泊2日の入院手術)
2003.00.01
 26歳です。

◆2001年8月
 最初は腸の調子が悪いと思い1年程内科に通い続けてました。
 そのたびに診断は『過敏性腸炎』って言われ続けていたのですが・・・
 たまたま女性の先生だった時に、
「婦人科の可能性もあるので調べて見ましょう。」
 ということになり、婦人科へ・・・紹介されました。
 その時は痛みはなかったので様子を見ましょうということになりました。

 その次の生理の時は激痛で、そして高熱。
 熱は関係ないと思ったのですがあまりの痛みに家から一番近い産婦人科へ。
 発熱は関係あるそうです。
 卵巣が炎症起こしてましたので。
 しかしそこでは治療できないとのこと。
 大きな病院へ紹介されました。

 でも生理痛は生理が終わっても続いたんです。
 右足の付け根が特に激痛・・・そのうちロキソニンも効かなくなりました。

◆1回目の診察から2週間後にMRI・・・また2週間後に検査結果・・・
 その間に発熱がひどくて、痛みがひどくなっていたので、電話して診てくれないかって言ったら、 熱は関係ないから内科へ行けって・・・どうよ。この対応。

 即、他の病院へ救急で駆け込みました。
 新しい病院で再び診療。
 このときは常に激痛。
 痛くない日がない・・・
 毎日微熱。
 毎日激痛。
 痛くない日はありません。

 その病院での診断。
「子宮内膜症」 とのこと←それはもうわかってるって突っ込んだけど。
 右卵巣が 6cm です。って・・・
 でも手術はしてくれなかったの。
 してくれーって言ったのですが、リュープリンということになりました。

 内膜症は生理の時だけ痛いわけではなくて、ひどくなると、痛くない日がなくなります。
 リュープリンの注射開始して生理が止まって痛みがなくなるまでの間・・・
 起きてる時にロキソニン3回。
 痛みで眠れなかったので寝るときにボルタレン1回。
 2ヶ月ほど続きました。
 その後、胃痛で内科へ。

◆2001年10月~2002年4月まで 半年間リュープリン投与。
 私は二の腕のお肉がプルプルしてるところに左右交互に毎月1回打ちました。
 普通の注射よりは痛かったです。
 ちゃんと副作用ありました。
 更年期?
 冬なのに暑いの。
 身体がね。
 鬱とかにはならなかったですが、
 なんか体調が日々おかしかったです。
 リュープリンが効いてる間は痛みはなかったです。

 最後のリュープリン終了。
 MRIを撮ったのですが、微妙に、ほんの少し小さくなった模様。
 2ヶ月ぐらいしたら生理がやってくる・・・という前に、右足の付け根がやっぱり痛い。
 リュープリン効果はナシ?
 すぐ痛み復活ってどうよ。って思いましたが。
 手術をしてくれーってまた言ってみたのですが、ボンゾールで治療をしようかと思います。って言われました。
 そんなに続けて薬使いたくないよなーと思いつつ、仕方ないのかな。と思っていました。

 その時です。
 友人から電話があったのは。
「テレビで内膜症の特集やってたよ。病院、テレビ局に問い合わせたから行ってみ!日帰りの手術で治るんだって!」
 宇○○○○ルが卵巣の手術した影響で放送されていたようです。
 ありがとう!っていちゃいけないですけど、このときの放送がなければ今も痛みと戦っていたと思います。
 その次の日にいつも行っている病院に紹介状を書いてもらい、その病院へGO!

◆ここからがかなり早かったです。
 ホントびっくり。
 まず、初診の日にMRIの画像をみて、手術しましょうって。
 ネットで情報を見るじゃないですか。
 まず手術っていいますよね・・・外国だと。
 手術してくれるのね!!!やっと。
 痛いから早くして~って。
 その日のうちに 手術前検診 をやりました。
 2週間後に手術でしたよ。
 日帰り手術とテレビでは言っていたのですが、実際は1泊2日でした。
 朝は外来や他の手術などもあるので、朝一で手術ができたら日帰りなのだそうです。

◆手術前日
 夜の食事はとってはいけないとのこと。
 朝も食べてこないでくださいって・・・微妙につらかったわ。

◆入院1日目
 朝9時に病院へ。
 病室へ案内されました。
 そのあとすぐに診察室へ。
 何だろうって思ったら浣腸でした。
 5分我慢できないよ・・・看護士サン・・・
 13時から手術予定だったのですが、急患とのことで、私の手術は15時から始まりました。
 麻酔されて・・・気がついたら終わってました。

 手術は4時間。
 2時間ぐらいの予定だったのですが。
 4箇所穴をあけました。
 おへその中、右下、左上、左下 カンジで。
 子宮の裏側や横隔膜まで癒着してたとのこと。
 内膜ってすごすぎるわーなんて思いました。
 見えるところは全部取ったとのことです。
 脂肪が厚かったよって・・・母が言われたそうです。ゴメンネ。

 麻酔が覚めるときはかなり寒いんですねーもうブルブルと・・・
 こんなに寒いの初めてだわって思いました。
 看護士サンはなれたもので電気毛布入ってるから大丈夫ですよーって。
 それでも震えがとまらないのよう。
 まだ意識が朦朧としてましたので、そのまま寝てしまいました。

◆入院2日目
 朝は普通でした。
 おなかが痛いと思いながらも生理痛より痛くないんですね・・・なんか腹の肉が痛いってカンジでした。
 そしておなかが張ってパンパン。
 膨れてるお腹がさらに膨れてました。
 朝起きていきなり普通にご飯。
 ご飯だーって思って元気に箸を進めましたが・・・完食はムリでした。
 朝10時ぐらいになって、お会計に行ってきて下さい。って。
 え?もう?ってアタシが今?ってカンジでしたけど、2階から階段で降りていってきました。
 その後診察、そして10時30分には帰っていいですよーって。
 あっさりしたものでした。
 意外に動けるものですね。

◆その後自宅で2週間ほど療養しまして、職場復帰しました。
 術後につらいのは階段でした。
 腹筋使うことは結構つらいです。
 痛みが完全になくなるのに1月ぐらいはかかりました。

◆2003年秋現在
 再発はしてないです。
 生理痛は痛み止めも飲む必要がなく、本来こんなものなのか。と思いました。
 手術跡が残っています。
 切った所が膨れてるのですが、おへその中を切っているのでそこがデベソみたいになってます。

■長くなってしまいましたが、病院によってかなり診断が違いますし、治療も違います。
 自分の納得のいく形でやってくれる病院に出会うまでは、がんばって探した方がいいと思います。
 自分で自分の病気を知ることも大切です。
 知らなかったら私は今も薬で治療してたと思いますので。
 いろんな症状の人がいると思いますが、私の場合は生理の時だけではなく、すべての日が激痛になりました。
 そうなる前におかしいなーって思ったら病院へ行ったほうがいいと思います。
2003.00.01 00:00 | 固定リンク | 体験談
あやりんさんの場合 (腹腔鏡手術)
2003.00.00
あやりん、30代です。

 高校生の頃から、生理痛はあったのですがここ2~3年前より排卵痛、生理痛が酷くなり鎮痛剤を飲んでも寝込むほどに。

 昨年の夏、生理痛が激痛になり近くの産婦人科を受診。
 子宮内膜症と臨床診断されリュ-プリン療法を勧められる。

 1件だけでは不安だったのでもう一件違う産婦人科にセカンドオピニオンに行く。
 そこでも同じ診断でスプレキュアを勧められる。

 このころの私は、まだ内膜症について勉強不足であり医者の勧められるとおり、リュ-プリン療法を2回受ける。

 1回目施行後、10日程してから不正出血あり。
 10日経っても止まらないため、受診する。
 その医者は診察もせず、そのうち止まりますと言われた。
 私が「いつぐらいに止まりますか」という質問に対し、冷たく「わかりません」の一言。
 そればかりか、お正月を挟むという理由で、前回注射後3週間しか経っていないのに2回目のリュ-プリンを注射されました。

 2回目注射後はのぼせ、うつ症状が酷く、物事を悲観的にしかとらえることができませんでした。
 医者に対する不信感が募り、自分なりに情報収集をし、転院しました。

 転院した病院の先生は今までの先生とは比べ物にならないほど、診察も丁寧で内膜症についても事細かに説明してくださり、内膜症以外にも痛みの原因になるうっ血症候群もあるので、確定診断をしたほうがよいと言って下さり、腹腔鏡を受けることにしました。

◆入院1日目

 私の場合、主に検査入院でした。

 朝、10時に病院到着。
 手続きをすませ、受け持ちの看護師さんにより部屋に案内される。(7人部屋でした)

 案内後、バイタルサインの測定、採血、抗生剤テスト、問診あり。
 その後臍処置、剃毛あり。

 医者より検査について再度説明をうける。
 今回は検査目的であるが、術中に内膜症が見つかった場合、検査から手術になりますとのことだった。

 その後、シャワ-。
 夜、なかなか寝付かれなかった。

◆入院2日目

 午前中にもう一人、検査に入ってくださる先生から昨日と同じ説明あり。
 その後、麻酔科の医者が来てくださり、明日の手術についての説明あり。
 13時に下剤(マグコロ-ル)を内服予定であったが、普段から便秘したことのない私は効きすぎるのでは不安になったので、先にシャワ-をすませる。

 13時半に内服する。
 マグコロ-ルは粉薬で量も多く、飲みにくいので氷を入れて冷たくしたほうがいいです。
 その後、16時ぐらいから薬が効き始め合計12回トイレに通う。

 21時より絶飲食となる。
 結局夜は、お腹が痛くてあまり寝れなかった。

◆入院3日目(検査当日)

 朝起きて、昨日下剤が効きすぎたことを、看護師さんに伝える。
「先生に浣腸のこと聞いてみますね。」と言われる。

「先生がしたほうがいいとおっしゃっているので浣腸しますね。」と言われ結局9時にグリセリン 60ミリリットルをし、その後2回トイレに行く。(合計14回)
 普段から便秘をしたことのない私は、どうも薬が効きすぎるようである。

 10時より手術着に着替え、点滴開始となる。

 手術室より、検査担当の看護師さんが来て下さり、検査についての簡単な説明を受ける。
 検査は14時予定であるが、私の前に緊急の患者さんが入ったため、少し時間が遅れるとのこと。

 13時45分ごろ手術室から連絡があり下着を取り、紙パンツにはきかえ、深部静脈血栓症の予防のために圧迫ストッキングをはき、髪をゴムで束ねてキャップをかぶり、歩いてストレッチャ-に乗る。
 その後、看護師さんより術前注射(硫酸アトロピン0.5、アタラックスP25)を筋肉注射される。

 手術室に移動。
 中に入り、手術室のストレッチャ-に乗り換え手術室に移送される。
 ストレッチャ-から手術台に乗せられる。
 手術室にはもう一人の先生が先にきていた。
 麻酔科の医者からお薬しますねと言われ、マスクをされた後、すぐに意識を失う。

 気がつけば、病室のベットの上で寝ていた。
 帰室は16時すぎ、手術時間は2時間ほど。
 主治医の先生が来て下さり、説明を受けた。

 初め、お腹の中にカメラを入れて見てみたらきれいだったのでたいしたことはないと思った。
 カメラを進めていくうちに、左右の仙骨子宮靭帯を中心に硬結がみられたため、検査から手術に切り替わりました。
 左右の靭帯に出来ている病巣を取り、活動病巣・左右の卵巣にあったブル-ベリ-班を広範囲に焼き、癒着を剥がし、インジゴカルミン液(青い液)にて、左右の卵管の通りを確認し、癒着予防のために生理食塩水をお腹の中に入れ、終了しました。とのこと。

 結果はステ-ジ2の子宮内膜症でした。

 帰室後すぐに酸素3リットルを2時間つける。
 手術室より血栓予防のためにAVインパルスという機械を足につけて帰り、次の日の10時までつけていました。

 意識がはっきりすると痛みがあり、ソセゴン15を筋肉注射してもらう。
 その後、ぐっすり眠る。

 夜間、頻回のバイタルサインの測定、尿管留置のため違和感、痛みも酷かったため、ボルタレン座薬50を入れてもらう。

 夜の2時頃、起こされて飲水テスト。
 その後は朝まで眠る。

◆入院4日目(術後1日目)

 朝、起きたら傷が痛く、体がだるかった。
 10時ごろ手術後4本目の点滴が終了し、抜去となる。

 その後、看護師さんに体を拭いてもらい、尿管を外してもらいパジャマに着替える。

 看護師さんに付き添われ歩行する。
 ややふらついたものも、なんとかできそうである。

 もう一人の医者が来て下さり、様子を聞いてくれる。
 膣の中にガ-ゼが入っていて先がでているので自分で取るように言われる。

 昼より全がゆがでる。
 気分が悪かったため、あまり摂取できず。

 お昼過ぎに主治医の先生が来て下さり、左の下腹部から膣にかけて痛いと訴えると写真で説明と診察をするから、外来に来るようにいわれる。
 お腹をかがめて、痛いのをこらえて行きました。

 出血が少しあるものも、特に異常なし。
 写真にて説明を受ける。
 右の卵巣の横に大きな静脈りゅうがありました。
 子宮内膜症とうっ血症候群のダブルでお腹が痛かったと説明される。

 夜、トイレに行くと、多量の出血あり。
 トイレよりナ-スコ-ルし看護師さんに知らせる。
 もっと増えてきたら知らせるように言われる。
 傷、お腹が痛くあまり寝れなかった。

◆入院5日目(術後2日目)

 朝、洗面所前で主治医の先生に会い、昨晩からの出血は恐らく生理だろうとのこと。
 術中のお腹の中は排卵後で黄体があり、癒着を剥がす際に一緒にとってしまったために急激にホルモンの値が下がり、生理になってしまったと説明あり。

 子宮付近に痛みがあるため、先生に聞いてみると、術後3ヶ月ぐらいしないと手術の効果はわからないと言われ、とりあえず、痛いときに飲みなさいということでロキソニンを処方してもらう。

◆入院6日目(術後3日目)

 今朝も出血、多量にあり。
 お腹の痛み、傷の痛みも随分よくなり起き上がるのもスム-ズになる。

◆入院7日目(術後4日目)

 出血、続いているが量はすくなくなる。
 術後初めて看護師さんに、洗髪してもらう。
 すご~くすっきりし、生き返った。

◆入院8日目(術後5日目)

 出血ようやく止まる。

 9時前に主治医の先生から、ビデオで説明するから来てと言われる。
 ひとつ、ひとつ丁寧に説明してくださる。
 調子はどうですかと聞かれたので、傷口が痒いというと、1日早いけど、クリップをとりましょうと言って下さり、取ってもらい、ガ-ゼを貼ってもらう。
 クリップをとっただけで、随分楽になる。

◆入院9日目(術後6日目)

 朝、冷えたのかお腹が痛かったため、ロキソニンを内服する。

 午後より主治医の退院前の診察あり。
 創部の確認、内診、直腸診、エコ-あり。
 内診、直腸診をされても、以前には比べ物にならないほど、痛みは少なかった。
 これだけでも、手術してよかったと実感する。

 お腹の中の血の巡りがよくないため、漢方薬の内服が始まる。
 明日、退院の許可が下りる。

◆入院10日目(退院)

 昨晩より、子宮のあたりの痛みがあり、なかなか寝れなかったため、12時にロキソニンを内服する。
 しばらくして、効きはじめ、寝る。

 朝、起きてもやっぱりお腹が痛かったため朝食後にロキソニン再度内服する。
 看護師さんより先生に言いましょうかと聞かれたので、退院が延びたらいやだったのでもういいですと答える。

 10時半ごろ、退院する。
2003.00.00 00:00 | 固定リンク | 体験談
ろろさんの場合 (腹腔鏡手術)
2002.00.04
ろろ、30歳独身です。
 今年の7月中旬のことです。
 朝目覚めたらひどい頭痛と吐き気で、微熱が下がりませんでした。
 風邪でもないのにおかしいなぁと思いながら、会社に午前中休むべく連絡をいれました。
 そのあとトイレにいって、便座に腰かけたとたんものすごい排尿痛で、どこかにつかまりながら必死で終わらせると、今度はめまいで目の前が真っ白になっていき、怖くなってトイレから這って出ました。
 しばらく横になりながら、なにかとんでもない病気にかかっているのでは、と確信していました。
 痛みの場所的に、婦人科系の病気ではないかと。
 ほんの2、3日前雑誌で子宮内膜症のことが小さく取り上げられていたこともどこかに引っかかっていました。

 その日はそのままお休みしましたが、次の日もひどい下腹部痛が続くので、痛みが少しおさまってから婦人科もある総合病院を受診しました。
 受付で症状を話したら、とりあえず内科でとのことで、先生にいろいろ話しているうちに最近下腹部が張っていることを思い出しました。
わたしのお腹を触った先生は即座に「確実に普通より張ってますね、この場所だと子宮か卵巣だと思われます」と。

 すぐに超音波(腹部)を撮り、卵巣に腫瘍があることが発覚、その足で婦人科を受診しました。
 触診のあと超音波の写真を見て先生から、「右の卵巣に腫れが12cmもあるから腫瘍の中身がなんにせよ、ここまで大きくなると手術するしかないよ」と言われ、血液検査、MRIの結果により、後日あらためて内膜症によるチョコレートのう種と診断されました。そのときに手術の日にちを決めて帰りました。(7月末)

 それから手術までの間、とくに治療はありませんでした。
 手術は一番早い日で約2ヶ月先(10月4日)とのこと、生理のたびに破裂するんじゃないかと不安でしたが、結局その後病院に行ったのは術前検査の時だけでした。

 幸いにもこの病院は婦人科が有名な病院だと後で知りました。
 わたしが最初に触診された先生はわりと評判の男の中年の先生だったのですが、実際の執刀医は若い女の先生でした。
 執刀医とは入院した日にはじめて会ったので、へんな気分でしたが、話しやすくていい先生でした。

 わたしの場合は病室にいるときに意識を朦朧とさせる注射を打っていたことと、たぶん先に眠ってから麻酔のチューブや尿管を入れたようなので、準備の間の不安とか痛みはまったくありませんでした。
 手術の順番が朝一番だったのも起きたらすぐ準備に取りかかるので気が楽でした。

 手術してすぐは集中治療室で、その後観察室に1晩いました。
 術後は吐き気があるのに吐く物がなくてひたすら痰を吐きました。
 それでも次の日の朝には自分で歩いてトイレにも行けました。
 術後の傷口の痛みもほとんど無かったです。

 後で、看護婦さんから取り出したチョコの写真を(デジカメからプリントアウトしたもの)をもらいました。かなりグロテスクです。
 わたしは腹腔鏡手術でしたが、先生からの術後の説明のときにビデオでの説明ではなく、何枚ものカラー写真での説明でした。
 やはり癒着が酷かったようで、結局は剥がせる所まで剥がして、左の卵巣にも病変が散っていたけれど、全部は焼ききれなかったとのことでした。

 術後2ヶ月たった今も、以前あったような下腹部痛が続いている為、現在は術後治療としてゾラデックスを打ちはじめたところです。
 入院日数は10日間で、自宅療養が2週間でした。
2002.00.04 00:00 | 固定リンク | 体験談
みのりんさんの場合 (腹腔鏡手術)
2002.00.03
私は現在25歳です。

 発病はいつなのかはっきりはしませんが、子宮内膜症の疑いがもたれたのは今から3年前になります。

 以前は、生理痛はそれほどひどくはありませんでした。
 学生時代は生理中だろうと平気で部活動(運動部)に精を出していました。
 しかし、社会に出たころから「どうも、最近生理中調子が悪い」と感じるようになりました。
 まあその程度ですから、それでも大したことはないといえばそうなのですが、学生時代、「生理が重い」といっていた友人たちが訴えていた頭痛腹痛微熱にくわえ、腰痛、排便痛などが年々ひどくなってきました。

 そして3年前、生理が終わって少ししたころだったと思いますが、突然の激痛。
 当時はストレスから胃腸も壊しており、そちらの方で入院したのですが、看護婦さんから「婦人科の方もいったほうがいい」といわれ、婦人科デビュー。
 それまで生理にはなんの問題もなかった(腰痛等はそう悩むほどのものではないと思っていた)ため、婦人科に踏み込むのは大変勇気がいりました。
 結果、診断は子宮内膜症、卵巣に血がたまっている、腸に癒着している。いわゆる、チョコレート嚢腫というやつでした。

 でもそのころは卵巣の腫瘍も小さく、治療が必要な程ではないといわれ、保留。腸炎の治療だけを続けていました。
 でも今思うに、最初の激痛も多分、卵巣の方の炎症だったと思われます。
 しかしその後、腸炎がだいたいよくなってからも激痛に見舞われること数回、入院3回。
 2回目以降ははっきり卵巣の腫瘍による炎症と診断されました。
 生理痛もどんどんひどくなり、たまに仕事を休んでしまうくらいになりました。

 今年の9月、4度目の入院の際、
「6センチ。そろそろとった方がイイかも。どうする?」
 と軽く言われました。
 本当に軽く言われたので、一瞬、手術はしてもしなくてもいいのか、と思ったくらいなのですが、よくよく聴いてみると放っといても腫瘍は小さくならないし、育つ一方だという。お医者様としては、患者自身の判断に任せるためにそういう言い方をするのでしょうが、手術は誰だってしたくはないのだから、「した方がいい」とハッキリ言ってほしかったと思います(-_-;)。
 お医者さんの言い回しには注意しましょうという話。

 そんなわけで、今年11月に手術。
 この2ヶ月で何があったのか、最終的には10センチにまで育ってしまっており、ギリギリ腹腔鏡手術で摘出しました。
 お臍のところから内視鏡を入れるので、お臍の辺りまで達する程に腫瘍が大きくなってしまうと開腹手術になるのだそうです。
 腰痛や排便痛からも想像されていたことでしたが、腸や骨盤との癒着が思ったよりひどく、これも開腹になるかどうかの瀬戸際だったとか。
 2時間半といわれていた手術時間は、結局4時間に渡りました。

 手術の結果、やはり子宮内膜症と確定され、次の生理後から疑似閉経の薬を使って治療を開始するそうです。
 これからが治療本番ということで、不安はありますが、年1回以上到来していた激痛から解放されたと思うと、今はスッキリした気分です(^^)。

 さて、ここまでが私の病気発覚から手術までの経緯でしたが、ここからは管理人さんの診察日記との相違点を少々(笑)。
 私の病気を知った姉が、こちらのサイトを探し当て、管理人さんの診察日記を全部プリントアウトして入院先に持ってきてくれたのが、今年9月の入院時。
「読みやすいし、お前と似たカンジの症状だったから」
 と持ってきたそれは、本当に分かりやすくためになるものでした(さらに笑いもあったのはいうまでもありませんが)。
 そして自分が手術することになってびっくり、まるっきり管理人さんと同じ手術!これはいいマニュアルになると、手術にもそれを持って臨みました。
 逐一それと自分が受けた処置をくらべてみると、やはり同じ手術でも病院によって多少違いがあることが判明。2、3あげてみたいと思います。

 まず、コレは何のためかは分かりませんが、手術前の入院が無駄に1日長かった。
 身体を休ませるためとか、何か意味はあるのでしょうが、なんの処置もなくベッドに転がされた1日は結構苦痛でした(笑)。

 腸のお掃除は、下剤と浣腸で1回づつ。手術前日の夜に下剤をのみ、それが効いた朝4時にトイレに駆け込み、やっと治まったころに追い討ちで浣腸。数年前の腸炎の時の苦しみが蘇った気がしました(-_-;)。

 あと、これが一番の違いでしたが、この病院では手術後寝たきりになった際に起こりやすい血栓症(「エコノミークラス症候群」といわれるアレです)を防止するために、少しでも早く自分で動くように指導されます。
 そのため、術後の痛みをやわらげるため背中(脊髄?)から麻酔のチューブを入れるのだそうです。
 私は残念ながら、先生の腕のせいか私の骨のせいか、そのチューブが入らず点滴と飲み薬で代用されてしまいましたが、その麻酔が入ると大分楽なのだそうです。

 さらに、その麻酔でもどうにもならない手術直後のために、「弾性ストッキング」というものを履かされました。白いタイツみたいなもので、それを履いた姿はけっこうおマヌケで人様にはお目にかけたくない気がします(笑)。

 そしてそうやって動かせるためか、点滴は術後2日で終了。あとは飲み薬でした。

 あとこれは病院の差ではなく個人差の話。
 麻酔の副作用か、術後は管理人さんのように吐き気に見舞われる方や、頭痛がひどい方がいるそうですが、私はどちらにもなりませんでした。
 副作用といえばちょっとだけ、唇に麻痺が残っていたくらいでしょうか。
 人口呼吸器を入れた時についたのではと思われる傷が口の中にあったので、そのせいもあるかも知れませんが、歯医者さんで麻酔を打たれた時のような状態が1週間くらい続きました。
 
 まあこのような違いはあれど、流れはほとんど管理人さんの日記と同じでした。
 私があの診察日記を心の支えにしたように、これから手術を受ける方の心構えに少しでもお手伝いができたら嬉しく思います。
 

 そしてこれは、お金の話ですが、この数回の入院でかなりお世話になったのは生命保険。
 もともと生命保険会社の社員だった私は、自分の保険はスペシャル(でも保険料は結構手ごろv)に設計していたので、病気を知らなかったころから「お産あたりで使うかもしれない」と女性専用特約もつけていたのですが、それが今回は功を奏しました。
 若い女性に死亡保険金はそう大きくいりません。
 生きているうちに使えるこういった特約は、死亡保険金額を削ってでもつけておくのが利口と感じました。
 病気が発覚して治療を進めてしまってからだと保険は入りにくくなります。
 もしまだそこまでいってない場合は、自分の保険を見直してみるのもいいかも知れません。
2002.00.03 00:00 | 固定リンク | 体験談

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