子宮内膜症

体 験 談

ろろさんの場合 (腹腔鏡手術)
 ろろ、30歳独身です。
 今年の7月中旬のことです。
 朝目覚めたらひどい頭痛と吐き気で、微熱が下がりませんでした。
 風邪でもないのにおかしいなぁと思いながら、会社に午前中休むべく連絡をいれました。
 そのあとトイレにいって、便座に腰かけたとたんものすごい排尿痛で、どこかにつかまりながら必死で終わらせると、今度はめまいで目の前が真っ白になっていき、怖くなってトイレから這って出ました。
 しばらく横になりながら、なにかとんでもない病気にかかっているのでは、と確信していました。
 痛みの場所的に、婦人科系の病気ではないかと。
 ほんの2、3日前雑誌で子宮内膜症のことが小さく取り上げられていたこともどこかに引っかかっていました。

 その日はそのままお休みしましたが、次の日もひどい下腹部痛が続くので、痛みが少しおさまってから婦人科もある総合病院を受診しました。
 受付で症状を話したら、とりあえず内科でとのことで、先生にいろいろ話しているうちに最近下腹部が張っていることを思い出しました。
わたしのお腹を触った先生は即座に「確実に普通より張ってますね、この場所だと子宮か卵巣だと思われます」と。

 すぐに超音波(腹部)を撮り、卵巣に腫瘍があることが発覚、その足で婦人科を受診しました。
 触診のあと超音波の写真を見て先生から、「右の卵巣に腫れが12cmもあるから腫瘍の中身がなんにせよ、ここまで大きくなると手術するしかないよ」と言われ、血液検査、MRIの結果により、後日あらためて内膜症によるチョコレートのう種と診断されました。そのときに手術の日にちを決めて帰りました。(7月末)

 それから手術までの間、とくに治療はありませんでした。
 手術は一番早い日で約2ヶ月先(10月4日)とのこと、生理のたびに破裂するんじゃないかと不安でしたが、結局その後病院に行ったのは術前検査の時だけでした。

 幸いにもこの病院は婦人科が有名な病院だと後で知りました。
 わたしが最初に触診された先生はわりと評判の男の中年の先生だったのですが、実際の執刀医は若い女の先生でした。
 執刀医とは入院した日にはじめて会ったので、へんな気分でしたが、話しやすくていい先生でした。

 わたしの場合は病室にいるときに意識を朦朧とさせる注射を打っていたことと、たぶん先に眠ってから麻酔のチューブや尿管を入れたようなので、準備の間の不安とか痛みはまったくありませんでした。
 手術の順番が朝一番だったのも起きたらすぐ準備に取りかかるので気が楽でした。

 手術してすぐは集中治療室で、その後観察室に1晩いました。
 術後は吐き気があるのに吐く物がなくてひたすら痰を吐きました。
 それでも次の日の朝には自分で歩いてトイレにも行けました。
 術後の傷口の痛みもほとんど無かったです。

 後で、看護婦さんから取り出したチョコの写真を(デジカメからプリントアウトしたもの)をもらいました。かなりグロテスクです。
 わたしは腹腔鏡手術でしたが、先生からの術後の説明のときにビデオでの説明ではなく、何枚ものカラー写真での説明でした。
 やはり癒着が酷かったようで、結局は剥がせる所まで剥がして、左の卵巣にも病変が散っていたけれど、全部は焼ききれなかったとのことでした。

 術後2ヶ月たった今も、以前あったような下腹部痛が続いている為、現在は術後治療としてゾラデックスを打ちはじめたところです。
 入院日数は10日間で、自宅療養が2週間でした。
2002年掲載

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