今回の旅の行程を知ったのは、何を隠そう隠しゃせんが隠したくなるよな日にちだった。
だって、3日前だったんだΣ( ̄△ ̄∥)今回は再び母上のお供。
「夏の南国は懲りたから、やっぱり北ね!」 というお言葉の元、休みは取っておくから後は任せた! …と任せたのがいかんかった(;¬_¬)
その後、一切音沙汰ナシ。
私から電話入れるまで、なーんの話もなかったのだ…(ばたり)
■てな訳で2004年8月26日。
北海道の主要部を行き尽くして最後に辿り着く場所、それが最北の地、花の浮島と名高い、礼文・利尻・稚内への旅立ちだった。
出発日、最寄り駅から専用バスで羽田空港へ。
本来なら個人で羽田まで行くもんだが、母上の面倒臭がりは徹底しており、
ということで、直行バスが付いているツアーを申し込んでいた。
但し、コレ、欠点がある。
車での移動な訳だから、道の渋滞状況が予想付かない為、かなり早めに連れてかれちまうのだ。
実際、飛行機搭乗予定時間の2時間も前に、空港に放り出されました…。
もそもそと喫茶店で時間を潰し、更に寝癖対策(←おい)の為に帽子を買い込み(←コレが後ほど役に立つ)、うろうろしている間に搭乗時間。
まず向かうは新千歳空港。
んでもってそこから別便に乗り換えて、稚内空港へ。
何で直行便にしなかったのかというと、単純にそういう旅程のツアーがなかった、というだけ(爆)
でも、直行便の方がお高いらしいんだが…どうなんだろね?
◆稚内。
北の大地に降り立ちまして、一番始めに目指すのは、
ここにある物には、漏れなく「最北端」と肩書きが付く。
「最北端の地の碑」
「最北端の銅像」
「最北端の土産物店」
「最北端の牧場」
「最北端の世界平和の鐘」
「最北端の墓」
「最北端の休憩所」
「最北端のトイレ」
……………「最北端」付けりゃいいってモンでも…( ̄△ ̄;)
因みに蘊蓄トレビア。
日本で初めてコーヒーが飲まれたのは、この稚内。
何だったか忘れたが(←おい)、寒冷地特有の病気予防用の薬として、飲み始めたのが切っ掛けだそうだ。
…何に効くって…?
眠気覚ましか?
んでもって周辺のお店では、最北端到達証明書なるものが、1部100円で購入出来ます(ついでに流氷も触れる店がある)。
私らのツアーには既に盛り込み済みで、ホテルの方で貰ったんだけどね。
ホテルだと200円だぞ( ̄- ̄)
宗谷岬は21度の気温。
後で聞いたら、関東も台風の影響で似たような気温だったらしい。
…ちっ(←何故か悔しい)
1日目の今日は、稚内のホテルでお泊まり。
夕飯は米以外は、全てに海産物が盛り込まれている。
某魚嫌いの友人を思い出し、「あいつは連れてこれねえ」としみじみ思ったり(苦笑)
翌朝はフェリーに乗って礼文島へ渡ることになっており、早朝5:55ホテル出発とあって、珍しく早寝。
何しろ本来、朝食は5:45に開店するっちゅー会場を、5:30に開けさせたくらいだ。
それでも遅いくらいだけどね~( ̄▽ ̄;)
■8月27日(金)。
寝惚け眼で出発準備をしていたら。
私「…?」
母「どしたの?」
私「…鍵が…」
母「ん?」
母「は?」(←呆れ顔)
何と、鞄に付けておいたダイヤル錠が、私の知らん数字でロックされてしまっていたのだ。
本来、自分が付けた番号でダイヤル錠は解錠する。
ところが、何かの拍子にそれがリセットされてしまっていたらしく、解錠出来ない状態になってしまっていたのだ!
幸いなことに、鍵そのものは鞄を開けたままの状態でロックされていたので、中味が出せないとか逆に閉められないとかいう事はなかったのだが。
ほんでだね。
朝食バイキングが開くまでの時間、ぐるぐると弄くってたらだな。
我ながらびっくしΣ(°◇°)
でもおっかないんで、二度と施錠しませんでしたとさ( ̄▽ ̄;)ゞ
こういう時は、ダイヤルがリセット出来ないものか、鍵式の方が良いかもね~。
◆さて、お船に乗って「礼文島」へ。
だってよーっ、港出たら後は海しか見えないんだぜーっ!
それに船旅は初めてじゃないし、船内彷徨いたら(←でも一通り歩き回った。どこぞのゲームと同じようにお約束♪)気が済んだし。
んで、礼文島・香深港で出迎えてくれたのは。
「フラワーガイド」という肩書きを持つ、現地案内人が待っていた。
「花の浮島」という別名を持つこの礼文島は、海流や気象条件・立地条件諸々が融合して、高いお山に登らんでも、そこかしこに高山植物を見ることが出来る、非常に稀少な土地。
なので母上のような年寄り連れでも、楽々…とも言い難いが、貴重な体験が出来る。
何しろ一番高いお山でも、標高490mしかないのだ。
しかも稚内より更に北に位置しているから、さぞ寒かろうと思われるようだが、実際は上記の理由により、北海道本島よりも暖かい。
北海道で一番寒いのは日高(-20度、30度なんてザラ)で、それに比べて礼文島は気温が下がっても、精々-10度程度なんだそうです。
島の半分は断崖絶壁になっており、上陸して左側に行ったと思ったら、行けるトコまで行き着いた後、再びUターンして戻らなければならない。
ガイド曰く、
◆桃岩展望台。
ある程度まで上り、お山の頂が見えますね~、てな頃合いになって下車。
軽く準備体操をして、いざ桃岩展望台に向かって出発!
高山でもないのに高山植物を間近に見る為には、こうして直に歩くしかないのだ。
それにしても風が強い。

何故ならココは稀少な高山植物の園。
踏み込んで新芽を潰したら大問題になる。
羽田で帽子を買った時、一緒に帽子クリップも手に入れといて、ホントーに良かった…( ̄- ̄;)
高山植物というのは、気象の悪い場所に生息する為、植物自体が小粒だ。
だからバスから見ましょう、何て言っても、見える訳がない。
そして環境を守る為、人間が歩いていける場所も非常に狭い。
30名ほどの団体が、1列に並んでえっちらおっちら登っていく。
先頭を行くフラワーガイド(FG)が説明したって、後ろの方にまで聞こえるはずもなく。
そりゃ当然だわな、と思って良い子のお返事をすると。
FG「そして最後には、『ハクサンイチゲ』が『ハクサイイチバン』になってたりするんですよね~(笑)」流石伝言ゲーム!(←何が)
FG「それから、一時一般道に出ますが、車が来たら、私達は山側に寄って下さい。 万が一の時は、車に犠牲になって貰いましょう!」
人間様第一(きっぱり)
年寄りの多い団体なので、ゆっくりと進む。
初めのうちは、母上もガイドの話をメモに書き留めたりしていたが、そのうち余裕がなくなり、また伝言ゲームが中途半端だったりと(苦笑)してきた為、敢え無く断念。
しかも息切れしてきて歩くのに一苦労となってくると。
私「…伊吹虎三」
母「へ?」
私「あ? イブキトラノオ、か」
母「コレがチシマキン…ギン?」
私「次は銅か?」
母「コレ…何ススキって言ってたっけ?」
私「エゾ…? レブン…??」
母「エゾかレブン付ければ、分からない花も8割方合ってるか!」
合わねえよゞ( ̄- ̄)
因みに沢山お花の写真も撮ったけどね。
どれがどれやら( ̄△ ̄;)
しばらくすると、ようやく展望台に到着。
山間から両側に海が見え、その向こうにはお隣の島、利尻島が見える。
景観の良さに、皆様驚嘆。
海も綺麗だしね~♪
風が強いのが難点だが、景色は良いわお天気は快晴だわ、素晴らしい眺めでございました。
因みにこの「桃岩」とは、遠くから見ると、果物の桃を縦に切った時の断面に似ていることから付けられた。
高さ250mの奇岩で、桃の種のような形をした岩を内包しており、伝説ではそこに宝物が隠されているとかいないとか。
でもあんなトコ掘ったら一斉に全部崩れるゾ(笑)
◆澄海岬。
再びゆっくりと下山(と言うほどのモンでもない/苦笑)して、次の行き先は澄海岬。
「スカイ岬」とまんまの読み方をするこの岬は、漢字の意味の方が取られていて、「澄んだ海」の方が正解。
透明度が高く、底が見える入り江がある。
この岬に行く途中には、天然記念物指定されている「レブンアツモリソウ」の群生地があるが、時季ではないので通り過ぎただけでおしまい。
◆元地海岸。
や、でも食ったら「肉食ったね、証明したげよう」と、証明書くれるんだよ!(爆笑)
味はマグロっぽい。
つか、触感がツナ。
少しクセがあるので、苦手な人はいるだろな。
店前にあったトドの剥製を撫でながら、「済まんな、トドくんよ」と言いつつ一串食った(笑)
ここもまた奇岩がある場所で、浜はメノウの原石が流れ着く、別名「メノウ海岸」。
でもガラスと小石の見分けが付かず、バスガイドに「これ、どう?」と鑑定して貰うと、
悉く「全部ガラスですね」とにっこりばっさり袈裟斬りにされていたオバチャンが愉快、もとい、可哀相でございました(笑/←笑っとるがな)◆スコトン岬。
スットコトンではない。(←こら)
礼文島の最北端で、ここぞまさしく日本の最北。
凄い鬩ぎ合いだね!(←程度は低いかと)
目の前には無人島だが時季になるとトドで溢れかえる、トド島がある。
しかも巧くすりゃサハリンまで見えるっちゅーんだから、大したモンだ。
因みに私は、ドコにあるのか分からんかったよ~(T△T)
再び香深港まで戻り、フェリー乗り場の2Fで昼食。
ウニ丼。
ウニ丼っ!
目一杯、ウニっ!!!
「何か臭くて苦手~」とか言ってるソコのキミっ!
アレは鮮度を保つ為に薬漬けになっとるから、匂いがヘンなんだ!
しかも口の中で形が崩れないのも、本来ならおかしいんだ!
本当のウニは、生臭くないです。
しかも口の中でほわっととろけるんじゃっ!
わしの満足度が推し量れよう。
時間が来て、再びお船で今度はお隣の島、利尻島へ。
ところでこのフェリーを待つ間、とある儀式が行われていた。
この礼文島にある「桃岩荘」というユースホステルの名前を、どこぞで聞いたことがある方もおられるかもしれんが、生憎私は存じ上げず、行きの飛行機備え付けの雑誌で初めて知った。
知る人ぞ知る、すんげえ有名なトコなんだってね。
TVでも何度か取り上げられるくらい、ココの儀式(?)は凄いらしい。
まず、桃岩荘に着いてやらされるのが、桃岩荘名物お歌の講義。
色んな歌をみんなで歌うんだって。
歌声喫茶真っ青な品揃えらしい(笑)
ほんでお迎えとお見送りは派手でゴージャス。
お迎えの儀式は見られなかったが、お見送りの方は目の前でやってくれた。
船が出航しても叫ぶ。
見えなくなるまで叫ぶ。
見えなくなっても叫ぶ。
側で見ていたワタクシ達、思わずその姿に拍手喝采(笑)
桃岩荘が起源か知らんが、実は翌日の利尻島でも別のユースホステルが同じ事をやっていたのを見た。
アレって傍目に見てると、今時の冷めたガキ共には「バッカじゃねえの?」とか言われるらしいが、一度お仲間になると、それがまるで麻薬のようにクセになるらしい。
んで、また来年も行くんだ!てなリピーターを増やしていく。
ユースっておも、いやその、凄いな~(* ̄▽ ̄*)
◆利尻島。
利尻富士とも呼ばれるお山そのもので出来た島で、そのお山の裾野にドーナツのようにまあるくなって町がある。
◆バスに乗って真っ先に向かうのは「姫沼」。
ここの湧き水が美味いとかで、ペットボトルの空き容器は捨てずに持ち込むのが良。
◆そこからまた移動して、「オタトマリ沼」へ。
ここから見るお山の景色が、北海道といったら「白い恋人」というくらいの銘菓となった、あのパッケージに使われている風景。
また~りとした昆布味が絶妙なは~もに~をうんたらかんたら(謎)
私的見解:「塩アイス」(←そこか)◆仙法志御崎公園は、利尻島最南端の岬がある。
ここで昆布の入った味噌汁が試飲出来るというので、
因みに夏の間だけ居る、「ワカメ」ちゃんと「コンブ」ちゃんというアザラシが、稚内から出張営業している(笑)
本日のお泊まりは利尻島。
1年ほど前に出来たばかりというホテルだったんだが………。
と言うくらい、酷い有様でした。
造りは確かに出来たばっかで綺麗なんだけどよ…スタッフがさ…(;¬_¬)
思い出して腹立つのも癪なんで(謎)、もう言わない。
■8月28日(土)最終日。
鴛泊港から再び稚内へ。
宗谷岬は1日目に行っているので、今度は違う方向へ。
◆稚内公園。
ここには「9人の乙女の碑」、「氷雪の門」と南極物語で有名になった樺太犬の供養塔がある。
詳細はガイドブックなりで見てもらうとして(←おい)、樺太犬の訓練したのが稚内なんだって。
これは知らんかったよ。
この後は、お昼と買い物兼ねての北市場へ。
そしてそこが、JRのホントの端っこ。
記念撮影してから、市場に入ってお買い物。
んで、この旅であまり見掛けなかった「熊出没注意」のジュースを見つけ、買おうかどうしようか悩んでいると、同じように唸っている女の子(とは言っても大学生くらいかな?)が。
実は同じツアーの子だったんだが、ふと私に気付くと、彼女はこう言った。
私「ん?」
女の子「とうきB!(「とうきびぃ」と読む)」
私「なるね…」
女の子「なりますよねっ。でも買おうか悩んでるんですよ~っ!」
私「分かるっ! 分かるよっ!」
何か知らんが意気投合(謎)
因みにこれはトウモロコシと麦芽で作った発泡酒。
私はトウモロコシを「モロコシ」、「トウキビ」って普通に言ったりするんだが、「トウキビ」って言い方は北海道弁なんかの?
ほんでもって昼食の席もお隣で。
女の子「お肉ーっvvv」
私「やったね!Σd(≧▽≦)」
女の子「やりましたね!Σd(≧▽≦)」
何の悲願達成か(謎)
満腹な腹を抱えて、今度はノシャップ岬へ。
その道すがら、バスガイドは色んな話をしてくれたんだが、結構笑える話があった。
「そういえば、最近タマちゃん見掛けませんが、どこ行っちゃったんでしょうね~。ほら、住民登録したでしょ? 『ニシタマオ」って。ところが、大阪にも同姓同名がいるんですってね~(大笑)」
「夏も良いですけど、冬の稚内も素晴らしい景色なんですよ。流氷見学ツアーとかありますしね、○X観光で稚内直通便2万円ちょいのツアーもあるんですよっ!(握り拳)」
この後、延々と観光ツアーを語ってくれるバスガイド。
ドコの回し者だ。
他にも、利尻島に自分の叔父さんがいて学校の教師をしているんだが、生徒数はたったの4人。しかもそのうち3人が自分(叔父)の子だとか(笑)、今通っている道には1軒も家が無く、この先に見えてくる牧場ただ一つの為に電線が引かれているとか(大笑)、話してくれました。
◆ノシャップ岬。
アイヌ語で「ノッ・シャム」といい、「岬が顎のように突き出たところ」、「波の砕ける場所」の2つの意味があるらしい。
因みに「納沙布岬」も同じ語源を持つ。
日本で2番目に高い灯台があり、側には小さな水族館もあって、クリオネが常時見られる。
んがしかし。
通称「つぶつぶアイス」!
写真撮ったけど見えるかな~?
形はビーズ大くらいの大きさの粒一つ一つが、ちゃんとアイスなんだ!
全国に2~3店くらいしかないらしいが、見掛けたら是非食してみてくれ!
◆ぐるりと回って「サロベツ原野」。
大湿地帯。
…他に書くことがない…。
◆ほんでもって「大沼」。
実は予定になかったオプション。
ホントのところ、搭乗時間まで間が開いたんで入れた模様(笑)
白鳥おじさんで有名。
息子に白鳥を見せたいが為に白鳥を呼び込み、それを観光地にまで発展させてしまったおじさんが、御本人自ら出てきてご説明しなさった。
餌代だけで年間700万掛かるんだって。
んでもって市の観光課に掛け合って半分は出して貰えるようになったが、それでも残り350万。
ボランティアと自分で取った昆布(おじさんの本業は漁師)1袋1,000円と、コーヒー200円で何とか凌いでいるとかで、
またTVの取材があるんだそうで、どこかで見たら、「この人が龍さんの言ってた白鳥おじさんか」と思い出して下さい(笑)
てなことで最北端の旅は終了致しました。
もちっと若けりゃ、ユースに参加してみたかったけどね~(苦笑)
そして再び千歳を経由して羽田へ。
ほんで仕事始まりの31日は、暑かった( ̄▽ ̄+)
むう(うぐるぅ/←またしても悔しい)